紅茶の基本

お茶の基本

お茶とは? チャ・品種など

お茶の木 紅茶も緑茶もこの木から作ることができます
お茶の木 紅茶も緑茶もこの木から作ることができます

お茶って何?

お茶といってもいろいろあります。紅茶、日本茶、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶、ルイボスティー、ハニーブッシュティー、マテ茶、・・・。

厳密には、お茶の葉から作られるものがお茶となりますが、広い意味では、熱湯や水などによって浸出させてつくる素材は、お茶としてとらえられることが多いです。

 

現在、茶とはカメリア・シネンシス(Camellia sinensis) のみを指すと定義されています。茶の品種は18世紀半ばからいろいろな説が展開されて混乱していましたが、現在、茶の学名は「カメリア・シネンシス」ただひとつで、多くの変種があるということで一応の見解がまとまっています。

 

「チャ」

チャはツバキ科の植物

 

学名 Camellia sinensis

 

 

紅茶、緑茶、ウーロン茶の違い

これらはすべてお茶の葉から作られるもの。

それぞれ製造工程が異なる。

緑茶は不発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は完全発酵茶。

 

 


紅茶の品種

紅茶には、大きく分けると中国種(Camellia sinensis var. sinensis)、アッサム種(Camellia sinensis var. assamica)があります。これらはチャの変種とみなされています。

 

※学名というのは、18世紀、スウェーデンの植物学者で植物命名法の父と呼ばれる カール・フォン・リンネにより体系化され、属名+種小名からなる二名法(あるいは二命名法)であらわされます。現在もこの方法ですべての植物は分類されます。

 

世界中に広がるお茶の生産地では、中国種とアッサム種の茶葉が、それぞれの環境条件にあうように品種改良され栽培されます。

 

   

 


紅茶、緑茶、ウーロン茶の違い

紅茶、緑茶、ウーロン茶、これらはすべてお茶の葉から作られるものです。

それぞれ製造工程が異なります。緑茶は不発酵茶、ウーロン茶は半発酵茶、紅茶は完全発酵茶。


お茶の木の原産はどこ?

お茶の木の原産は?
お茶の木の原産は?

お茶の木の原産については諸説あります。有力説の一つとしては、中国南部の雲南省周辺地帯、広くはミャンマー、ラオス、タイ、ベトナムにまたがる一帯がお茶の木の原産と考えらています。


紅茶の製造工程・製造方法

紅茶の製造は、産地や工場によって異なります。基本となる重要な工程は5つ。摘採、萎凋、揉捻、発酵、乾燥があります。

 

摘採(てきさい)…お茶を摘むこと。

 

萎凋 (いちょう)…摘んだお茶をしおらせること。茶摘み後から発酵(酸化)が進み、水分がある程度抜けるまで行われる。

 

揉捻 (じゅうねん)…お茶の葉を揉んで発酵を促す。

 

発酵 (はっこう)…湿気と温度を管理した環境で茶葉を発酵させる。

 

乾燥…茶葉を乾燥させる。熱風を当て、茶葉の発酵を止める。乾燥させた茶葉は水分量が3%程度になる。ちなみに茶摘みをしたばかりの茶葉の水分量は75%前後。


その製法は、オーソドックス製法(伝統的製法)と、アン・オーソドックス製法(非伝統的製法)のCTC製法やローターバン製法があり、これらを融合したものなどもあります。


紅茶の等級とは?

紅茶には様々な等級があります。等級というと、品質の良し悪しを判断する材料としてみなしてしまうかもしれませんが、紅茶の場合はあてはまりません。

紅茶の等級を表示する、FTGFOP、GFOP、BOPなどなど、とてもたくさんの等級表示があります。等級には明確な国際規定がないために、この等級はサイズの判断材料として大まかに判断する材料くらいにとどめたい。

 

目安となる主なグレード

グレード: オレンジペコー
グレード: オレンジペコー

OP

Orange Pekoe オレンジ ペコ―

 

細長くよられた茶葉

 

グレード: ブロークン オレンジ  ペコー
グレード: ブロークン オレンジ ペコー

BOP

Broken Orange Pekoe ブロークン オレンジ ペコ―

 

OPを短くカットしたもの

グレード: ブロークン オレンジ ペコー ファニングス
グレード: ブロークン オレンジ ペコー ファニングス

BOPF

Broken Orange Pekoe Fannings

ブロークン オレンジ ペコ― ファニングス

 

BOPをさらに細かくカットした茶葉


CTC とは?

CTC 製法で作った茶葉の例
CTC 製法で作った茶葉の例

紅茶の茶葉でCTC って聞いたことはありませんか?

CTCというのは、紅茶の製造方法のひとつ。

 

CTCとは、

C… Crush (押しつぶす)

T… Tear (引き裂く)

C… Curl (丸める)

の英語の頭文字を並べています。

 

CTC製法で作られる紅茶の特徴は、仕上がりの茶葉が丸い形(粒状)になります。

CTC機を用いて、紅茶の製造工程の一部を行うので、他の製造方法より短い時間で紅茶に仕上げることができます。

主に、インドのアッサムやアフリカで用いられています。

例えば、アッサムCTCなどは、紅茶をいれるとボディがしっかりしているため、ミルクティーに適した紅茶です。


紅茶(お茶)の保存

茶缶 
茶缶 

  

紅茶(お茶)の保存は高密閉の容器で!

 

紅茶を含め、お茶が嫌うのは、他のにおい湿気、熱

大切なお茶を、他のにおいや湿気から守ってください。

紫外線や直射日光からの熱からも守ってあげましょう。

そして、開封したらできるだけ早めに使いましょう。


紅茶の生産地

紅茶は世界30か国以上で栽培されています。代表的な生産地は、インド、ケニア、スリランカ、中国。現在のところ日本では、スリランカの紅茶が最も親しまれているようです。

アフリカ諸国でのお茶栽培は今後発展していくと思われ、注目。日本で販売されている紅茶にも、アフリカで作られた紅茶がブレンドに用いられるケースも多いので、パッケージの裏の表示で確認してみるとよくわかります。

紅茶の生産地 インド

ダージリン、アッサム、ニルギリは有名。それ以外にもインド紅茶局がおすすめする産地がこちら
ダージリン、アッサム、ニルギリは有名。それ以外にもインド紅茶局がおすすめする産地がこちら

 

インドの茶産地情報は、「世界のお茶(インド)」でご紹介しています。上のインド地図をクリックしてください。    


紅茶の生産地 スリランカ

スリランカでは1860年代まではコーヒー栽培が盛んでした。しかし、1869年に発生した赤さび病でコーヒーの木々は大部分がダメージを受けてしまいました。

 

 一方、ルーラコンデラ農園オーナーは1850年代終わりころから茶栽培に関心を持っており、ジェームズ・テイラーが茶栽培を任されることとなります。1867年、テイラーは種からの茶栽培をスタートさせます。彼は、茶栽培の基礎知識を持っており、また、製造についても経験があったようです。1873年には、ロンドンのティーオークションで良い価格で取引されたようです。今日、スリランカの主要な産物はコーヒーよりも紅茶となっています。

 

 

スリランカでは紅茶産地を大きく7つに分けています
スリランカでは紅茶産地を大きく7つに分けています

スリランカの紅茶生産地については、「世界のお茶(スリランカ)」で掲載しています。

 


紅茶のクオリティシーズンとは?

 

産地によって、またその年の天候などによっても時期や品質が左右されますが、一般的にはその産地でもっとも品質のよいお茶ができる時期のことをいいます。

 

クオリティシーズンの紅茶として日本の市場に出るのは、インドはダージリンとアッサム、スリランカはヌワラエリヤ、ディンブラ、ウバ、中国はキームンなどが有名。

 

例えば、ダージリンでは春摘みの「ファーストフラッシュ」、夏摘みの「セカンドフラッシュ」、秋摘みの「オータムナル」がよく知られています。また、スリランカでは、ヌワラエリヤやディンブラでは1~3月、ウバでは8~9月にクオリティシーズンを迎えます。

 

年によって取れる茶葉も異なり、その年の茶葉に合わせた製造方法、さらには消費者の傾向などによって出来上がりの紅茶も異なります。その違いも一つの紅茶の楽しみととらえたいですね。


アイスティーが誕生したのは?

アイスティーの始まりは、アメリカから。1904年夏、セントルイスの万国博覧会で紅茶のPRをしていたイギリス人、リチャード・ブレチンデンが氷を入れて冷たい紅茶を提供し人気を博したことに始まるといわれています。

 


クリームダウンとは?

熱湯から入れた紅茶が時間の経過で温度が下がって、その液体のいろが濁って(白濁して)しまうこと。ポリフェノール(タンニンという表現も用いられます)とカフェインが主に影響しています。

 

参考までに、市販の紅茶飲料が濁っていないのはこのポリフェノールをコントロールする処理をしているためです。


入れ方 紅茶・アイスティー・チャイなど

おいしい紅茶の入れ方 動画でもご覧いただけます!
おいしい紅茶の入れ方 動画でもご覧いただけます!

 

当サイト内で、「おいしい紅茶の入れ方」をご紹介しています。

紅茶、アイスティー、チャイの作り方を動画でご覧ください。

 


アールグレイとは?

 

アールグレイについては、こちらに記載しています。

アールグレイ Earl Grey (アールグレイとは)

 紅茶の基本については、随時掲載していきます。